天王寺

 まず私が訪れたのが、大阪でも一二を争う巨大なお寺、天王寺である。駅もかなり大きい。
 参道には、道を埋め尽くさんばかりの、修行者・巡礼者の質素な家が建ち並ぶ。

 大阪最大のお寺としての威厳が感じられる。

 お寺には出店が付き物である。この日も縁日さながらに多くの出店を目にすることが出来た。

 骨董品から衣類、食器に至るまで、品数は思いの外多い。

 由緒正しいお寺には仏陀の墓を模した仏塔(ストゥーパ)がつきものである。

 天王寺の仏塔は、法隆寺の五重塔と並び、全国的にも、最も有名なものの一つである。

 仏塔の元には、仏陀の分骨(実際には瑠璃などである場合が多い)を納める舎利容器が設けられるのが通例である。

 天王寺の舎利容器は、仏教における現象界の5つの存在(五蘊(ごうん))を象徴する五角形の中心に、仏陀を象徴する「王」の文字を刻み込んだものである。

  Special thanks to Mr. 詰めにくい
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